【お知らせ】ワークショップ ~メルカリと考える『学び』のカタチ~ を開催しました。

2025.07.01(火)

お知らせ

2025年6月6日、大阪大学の学生を対象としたワークショップ ~メルカリと考える「学び」のカタチ~ を開催しました。

メルカリが提供している教育プログラム「mercari education」を体験したり、企業が提供する教育として何が求められるかをテーマにブレインストーミングを行ったりしながら、企業が”教育”という公共的な活動にどのように関わっているのか、その意義や課題について考えました。

<イベント概要>
■ 開催日時:2025年6月6日(金)13:30〜15:00
■ 会場:大阪大学豊中キャンパス サイエンス・コモンズ(DAICEL Studio[スタジオA])
■ 主催:大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)
■ 協力:株式会社メルカリ
*本ワークショップは、大阪大学ELSIセンターと株式会社メルカリの研究開発組織「mercari R4D」の共同研究の活動の一環として行いました。
■ 開催案内ページはこちら:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/3793
 

本ワークショップの趣旨説明の後、まずは体験セッションとして、株式会社メルカリの経営戦略室より齋藤良和さんが登壇し、メルカリが開発した教育教材 mercari education の紹介とその体験が行われました。

参加した学生のなかには、「フリマアプリ」と呼ばれるCtoCプラットフォームを展開するメルカリが、教育事業を行っているということ自体を初めて知ったと驚く声もありました。

続く対話セッションでは、「企業が教育を提供するとは」というテーマのもとで、参加者中心のグループディスカッションが行われました。ここでは、企業によって提供される教育の理想形のイメージを膨らませる目的で、〈考えうる限りもっともひどい教育〉を考えるブレインストーミングを行いました。参加した学生からは、企業への誘導や依存を促したり、犯罪者の育成につながるような教育の提供に対する問題意識が提示されました。

そのうえで、架空の企業の教育提案を審査するというテーマでグループディスカッションを行いました。利益を求める私企業が公共的な教育を提供する、という一見矛盾した組み合わせのもとで、企業が提供できる〈公共性〉とはどのようなものかをグループごとに考えてもらいました。

参加した学生からは、企業の利益につながる教材提供や公共活動を装ったビジネスへの懸念などさまざまな問題意識が提示されました。

大阪大学ELSIセンターでは、協働するさまざまな人々と、今後も立場を問わず共に考える機会をつくっていきます。

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