日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞を受賞!安全な酸化剤による革新的な酸化反応活性化制御技術の創出

2024.02.19(月)

お知らせ
開催日

2024.02.14(水)

大阪大学を中心とした取り組み「安全な酸化剤による革新的な酸化反応活性化制御技術の創出」が、内閣府主催の「第6回 日本オープンイノベーション大賞」の内閣総理大臣賞を受賞しました。

同大賞は、オープンイノベーションのロールモデルとなる先導的又は独創的な取り組みを表彰・発信し、日本の科学技術イノベーション創出の加速を目指すものです。今回の受賞では、除菌消臭剤 MA-T®(※)のメカニズム解明を機に大阪大学が開発した、広範な社会実装が期待される酸化制御技術MA-T System®を用いた除菌消臭剤・医薬品・バイオメタンガス液化技術・新素材開発・デバイス開発など、SDGsの実現に大きく貢献するオープンイノベーションの推進や産学連携の取り組みが評価されました。

受賞者
 川端 克宜(一般社団法人日本MA-T工業会代表理事)
 金田 安史(大阪大学統括理事・副学長 オープンイノベーション機構長)
 安達 宏昭(株式会社dotAqua代表取締役社長)
 桜井 克明(アース製薬株式会社執行役員、MA-Tビジネスセンター長)
 高森 清人(株式会社エースネット代表取締役社長)

※ MA-T®
「アルコール」と同様の、除菌・消臭剤のカテゴリー名称の1つ。Matching Transformation System®の(要時生成型亜塩素イオン水溶液(反応する相手が存在し、必要な時に、必要な量だけ水の中で活性種である二酸化塩素ラジカルを亜塩素酸イオンから化学平衡式に従って供給し生成する水溶液)の入ったシステム)の略称

特記事項
一連のイノベーションに関わる基礎研究は、科学技術振興機構(JST)研究成果展開事業 産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)「安全な酸化剤による革新的な酸化反応活性化制御技術の創出」(領域総括:井上豪大阪大学教授、課題番号:JPMJOP1861)のほか、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)エネルギー環境新技術先導プログラム「CO2フリー革新的超高難易度酸化反応の研究開発」(研究代表者:井上豪大阪大学教授)、および、「畜産系バイオガスのメタノール・ギ酸変換技術の開発」(研究代表者:大久保敬大阪大学教授)等の支援を受けて推進されました。

「第6回 日本オープンイノベーション大賞」についてはこちら

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